世界にたった一人の尊いあなたへ
あなたに寄り添う
心とファッションのつなぎ手
繭子 mayuko です。
目次
ファッションとともに世相を振り返る
上向きだった好景気が一気に崩壊し、ファッション業界はどのように変化していったのでしょうか?
1990年代 バブル崩壊後
1990年代は渋谷・原宿など「街」がファッションの中心になり、裏原系などと呼ばれるファッションが誕生しました。
この頃は個性豊かな若者たちがファッションで自由に自己表現して街を闊歩していたんですよね。
その後ファッション業界を大きく変えることになったユニクロが注目されるようになったのはこの頃からでした。
この日本の会社が世界のアパレル業界を席巻することになるとは想像もしていませんでした。
デザイナーの稲葉賀恵さんは日本にも素材から作るアパレルの会社が出て来たのはとても良いこと、自分も長持ちして着心地が良い服を作ろうと思った、とインタビュー映像の中で仰っていました。(ユニクロは素材作りに関して最近少し残念なニュースもありましたが、必ず改善してくれると信じています。)
女子高生ブームが到来し、コギャル、アムラー、ガングロと呼ばれる女の子たちが現れたのもこの頃で、この社会現象もしっかりと日本のファッションの歴史に刻まれました。
2000年代 「Kawaii」が世界へ
2000年代以降、ファッションの世界は経済と連動するようになり、それまでの純粋なクリエーションではなくなった、と読売新聞社の編集員の方がインタビュー映像の中で仰っていたのが印象に残りました。
ファッションはコレクションではなく街で生まれ、デザイナー達はストリートからインスパイアされる時代になっていきました。
「Kawaii」カルチャーが世界で認識される時代へ。
ヴィジュアル系バンド、ゴシック系、ロリータなど、西洋発のファッションを独自に進化させたスタイルが流行しました。
そして長引く不況の影響で安価なファストファッションが台頭し、誰もが人気のスタイルを楽しめる時代になりました。
2010年代 SDGs、SNSの時代へ
この頃からSNSで誰もが発信できるようになり、手の届かないという概念は薄れ、憧れとの距離感が近づいている時代とも言えるのではないでしょうか?
また一方で、情報が溢れそれぞれの感性でキャッチしたものを表現する、多様化の時代に入っているように感じます。
2011年東日本大震災以降景気がさらに落ち込み、ファッションに限らずどんな業界でも環境負荷と経済負担が少ない「SDGs」が注目されるようになりました。
↑ユニクロのSDGsの展示ブース
未来へ
当たり前にネットで洋服を変える時代になりましたが、今やサスティナブルを考慮することは、どの業界のどの企業にも求められ、かつてこの視点で目の敵にされてきたファッション業界にも広がりを見せています。
2020年に全世界を襲ったCovid-19のパンデミックにより、私たちは今、経験したことのない事態に直面しています。
この経験を経て、ファッション業界は何を創造していくのでしょうか?
ファッションが私たちの心を明るく照らしてくれることを願っています。
最後のブースには映像展示がされていて、ファッション業界を牽引して来た方々のインタビュー映像が流れていて、夢中になって観ていたら「すみません、閉館時間を大幅に過ぎております」と係の方に声をかけられ、ハッと時計を見たら入館してから悠に2時間ほど経っていました(汗)
もう一度行っても楽しめる、そんな風に感じた次第でございます。
9/6まで開催されていますので足を運んでみてはいかがでしょうか?お時間に余裕を持っていかれることをオススメします。
国立新美術館 FASHION IN JAPAN 1945~2020-流行と社会
10:00〜18:00 休館日 火曜日
詳細はコチラをご覧下さい。
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今日も自分を愛して素敵な1日を♪