世界にたった一人の尊いあなたへ
あなたに寄り添う
心とファッションのつなぎ手
繭子 mayuko です。
先日、国立新美術館で行われている「FASHION IN JAPAN」という展示イベントに行って来ました。
日本のファッションの歴史を振り返りながら、楽しんで参りましたので、その様子をレポートしますね。
目次
洋服とともに歴史を振り返る
私たち日本人は古く昔から着物を着ていたわけですが、西洋から洋服の文化が入ってきたのは1920年代。
今からちょうど100年ほど前になります。日本の洋装の歴史はまだたった100年なんですね!?
展示ブースでは年代とその時のファッションの時流のテーマとともに、マネキンに洋服を着せて紹介していました。
プロローグ 1920年代〜1945年 和装から洋装へ
1章 1945年〜1950年代 戦後、洋裁ブームの到来
2章 1960年代 「作る」から「買う」時代へ
3章 1970年代 カジュアルウエアのひろがりと価値観の多様化、個性豊かな日本人デザイナーの躍進
4章 1980年代 DCブランドの隆盛とバブルの時代
5章 1990年代 渋谷・原宿から発信された新たなファッション
6章 2000年代 世界に飛躍した「kawaii」
7章 2010年 「いいね」の時代へ
8章 未来へ向けられたファッション
この展示イベントは、私が生まれる前の日本のファッションの歴史や、世界に羽ばたいた才能ある日本人デザイナーの躍進を改めて知るきっかけになりました。
1920〜1945年代 和装から洋装へ
明治期に入ると、和装がスタンダードだった日本に洋装の文化が入ってきました。
でもこの頃は、すぐに和装を手放して洋装がメインになったわけではなく、段階的に移り変わって言ったようです。
そんな中、大量消費社会を迎えた当時の日本には「モダンガール」が現れメディアなどで注目されました。
そして第二次世界大戦下では、日常から公式の場まで対応できる国民服が制定され、もんぺが広く普及しました。
現代のファッションのジョガーパンツにフォルムが似ている、と思うのは私だけでしょうか?
1945〜1950年代 戦後の洋裁ブーム
戦後は物資が少ない中で、手元にある着物などを材料にして、もんぺなど日常に着るものをを作っていました。
その後洋装ブームになり、洋裁学校で洋服の仕立てを習うことが流行しました。
洋裁を身に付けた女性達は、洋裁雑誌やスタイルブックを参照して自分で工夫して洋服を作るようになりました。
私の母はこの頃20代で、お勤めをしながらドレメ(ドレスメーキングの学校)に通い、洋裁の基礎を学んだようです。
(母は今でも自分で着る洋服は自分で作っています。)
既製服がまだ少なくて、着たい洋服は自分で作る時代だったのですね。
この洋裁ブームが、日本に洋服の普及を決定づけることになりました。
また、50年代後半になると映画が大ブームとなり、銀幕のスターたちが身に付けていたファッションへの憧れががきっかけとなり、「流行」が生まれました。
1960年代 「作る」から「買う」へ転換
景気が上向きになり消費拡大が起こりました。
家庭ではカラーテレビが普及し、映画に代わってテレビが大きな影響力を持つようになりました。
上質な既製服の大量生産が可能になり、「仕立てる」から「購入する」ものへ変化しました。
この頃小学生だった私は、母が作ってくれた服を着ていましたが、高学年くらいから徐々に既製服の割合が増えていきましたね。
家にはこんな感じの足踏みミシンがありましたが、規制服の普及とともに徐々に出番が少なくなっていきました。
この頃に才能ある日本人デザイナーが躍進し、デザイナーズブランドが次々に生まれ、ミニスカートやアイビースタイルが生まれました。
森英恵さんが活躍されたのはこの頃からでした。
長くなりましたので、次回に続きます。
9/6まで開催されていますので足を運んでみてはいかがでしょうか?お時間に余裕を持っていかれることをオススメします。
国立新美術館 FASHION IN JAPAN 1945~2020-流行と社会
10:00〜18:00 休館日 火曜日
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今日も自分を愛して素敵な1日を♪