世界にたった一人の尊いあなたへ
あなたに寄り添う
心とファッションのつなぎ手
繭子 mayuko です。
シャネルといえば知らない人はいないファッション業界を牽引した重鎮ですよね。
数年前に見た『ココ・アヴァン・シャネル』という彼女の人生を描いた映画を、再度観てみました。
映画をこれからご覧になられる方はネタバレ内容が含まれますので、スルーして下さいね♪
目次
生き方
率直に心に残る良い映画だったなぁ、と思いました。
実在した人物のストーリーは、例え全てを描き切れていなかったとしても、重みがあり見応えがありますね。
そして本当にどのカットも芸術的に美しかったです〜。
やはり何より感動したのは彼女の生き方!
自分を貫く圧倒的な強さを持ち、どんな時も彼女は彼女自身でしかない。
そうする事で、彼女しか持っていない感性を生涯守り抜いたんだと思います。
服装が彼女自身の生き方を表すツールであり、服装を通して彼女はさまざまなメッセージを発信していたのではないでしょうか!?
媚びない
当時、フリフリのドレスや羽やお花の付いた帽子で着飾るの女性ばかりで、言ってみればそれがトレンドだったのでしょう。
華やかな装いで溢れる中で、彼女だけが自分だけの乗馬風の男性的なスタイルを貫きます。
彼女だけのそのスタイルは、私はみんなと同じではない、これが私!という強烈なメッセージとなって、発信されていた事でしょう。
そこには彼女の媚びない強さが感じられます。
後に彼女がデザインした洋服はこのフリルなどの装飾を省いたシンプルなものが多かったのですが、これについて、主演のオドレイ・トトゥは、“服装よりも着ている本人の魅力を引き出すことを目指していたんだと思う”とインタビューで語っています。
服装に頼らずあなた自身がまず輝きなさい、という声が聞こえてきそうです。
固定概念を崩す
また別のシーンでは、漁師が着ていたボーダーTシャツにインスパイアされ、すぐに自分のスタイルにして身につけました。
私も大好きなボーダーTシャツは、漁師の定番スタイルが由来なんですね。知らなかった(汗)
このことから感じたのは、固定概念を崩す柔軟さ。
それに捉われず良いものは良いとして、何にも縛られずにすぐに取り入れる。
漁師しかボーダーを着ていなかったその時代、もし私が同じようにボーダーを目にした時に、それを自分のファッションに取り入れようと思えたか、そして彼女のように固定概念を崩せたか、と考えると、おそらくできなかったでしょう〜!?
自分を貫く強さはやっぱりすごかったんだなぁ、と改めて思いました。
これが私
舞踏会では綺麗な色のドレスで着飾る女性達の中でたった一人、彼女自身が究極の色と称したブラックのドレスを華麗に着こなします。
華やかな色で溢れるその場所に、1点だけ黒いドレスが際立つんですよね。
誰もやってない事を1番にやる、世の中の流れに乗らない、自分だけのスタイルを持っている、むしろ逆をついていく。
これが私なのよ、という声が聞こえてきそうです。
こんな風に、装いはその人自身を表し、周りにメッセージを発しているんですね。
彼女はそれをよくわかっていて、生涯誰に媚びることもなく、生き方もそうだったようにファッションでも自分自身を貫いたのでしょう。
彼女を理解するには繊細な感性が必要で、万人には理解できない気高さを持っていたのではないかと感じました。
そんな彼女の魅力を理解出来る男性と出逢いますが、その恋は突然奪われ悲恋に終わります。
悲しい経験だったと思いますが、この経験があったからこそ彼女の感性や才能は更に成熟されたのかもしれませんね。
ファッションを通じて女性達を解放へ導く、女性としての幸せと引き換えにその大きな使命を成し遂げたのではないでしょうか!?
ココ・アヴァン・シャネル、その生き方に改めて感動しました。
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今日も自分を愛して素敵な1日を♪
※画像は映画とは関係のないものです。